T2Yチャレンジ
ライディングスクールとは
T2yチャレンジライディングスクール
このたびは「T2yチャレンジライディングスクール」に興味を持っていただき、誠にありがとうございます。
私自身、小学校時代、近所にあった有名な秋ヶ瀬サーキットの走行音を耳にし、自転車で見学に出かけたことがバイク人生の原点でございます。当時活躍されていた著名なライダーの姿を目にし、「自分もこの世界に挑戦したい」という強い思いが芽生えました。
とはいえ、親からは「自分で働いて始めなさい」と言われ、高校卒業後、本格的にバイクに打ち込むようになりました。夢はプロライダーとして全日本チャンピオン、そして世界へ挑戦すること。その夢を胸に、小さなバイクレースから挑戦を重ねてまいりました。
周囲には幼少期から取り組む選手や、大人でも驚くほど速いライダーが数多くおりました。その中で結果を残すためには、ただ走るだけでは限界があると痛感し、練習方法や考え方を工夫し、他の選手の技術を学び取り入れるなど、試行錯誤を重ねながら成長を続けました。その努力の積み重ねによって、多くの優勝を経験し、憧れのチームからロードレースへの参戦機会を得ることができました。
やがてファクトリーチームに所属し、全日本選手権や鈴鹿8耐をはじめとする国内外のレースに参戦し、JSBチャンピオン、ST600二年連続チャンピオン、鈴鹿8耐総合2位など、数々の貴重な経験をさせていただきました。しかしその過程には、思うように成果を上げられずに苦しんだ時期も多くありました。その経験こそが、自らの技術や柔軟性を磨く糧となり、今につながっていると感じております。
重要なのは、バイクを走らせる上で「基本を徹底し、その上で車両に合わせた適切な操作を行うこと」です。基本が確立していれば、様々なマシンにも順応でき、より安全に、より速く、そして何より気持ちよく走ることができます。
私は30年以上にわたり培ってきた経験や、メカニックの方々から教わった知識を、参加者の皆様に惜しみなくお伝えしてまいります。そして、皆様それぞれの技術と融合しながら、安全で速く、そしてカッコよく走る楽しさを共有できればと願っております。
一度の受講だけでは十分にお伝えしきれないことも多くございますので、繰り返しご参加いただければ、確実にライディングの楽しさと上達を実感していただけるものと存じます。皆様一人ひとりの課題に合わせ、専属のアドバイザーとして全力でサポートさせていただきます。
長文となりましたが、今後とも「T2yチャレンジライディングスクール」を何卒よろしくお願い申し上げます。
☆T2yチャレンジライディングスクールの特徴 その1
ご受講の流れとサポート体制について
まず初めに、ウェブでご予約の際に「聞きたいこと」や「現在のお悩み」などをご記入いただきます。
ご来校当日は、各参加者様に「アドバイスシート」をお渡しいたします。そのシートには、ご予約時にいただいたご質問やご要望が記載されており、最初に実際の走行を拝見したうえで、その内容と照らし合わせながら、個別にアドバイスを開始いたします。
イメージとしては、私が皆様の“専属アドバイザー”として伴走する形となります。その際には、伝える順序や課題解決の方法を十分に検討し、各参加者様に最も適したレクチャーを行います。
また、特にお悩みがなくても「速くなりたい」「上達したい」とお考えの方に対しても、走行を拝見しながら必要なアドバイスをご提供いたします。
走行時間につきましては、体調にご留意いただきながら、ご自身のペースでご自由に走行ください。その間、私は走行を拝見し、分析を行います。走行後には十分な休憩を取っていただき、その後ディスカッション形式でレクチャーを行います。
レクチャー内容の一例
基礎動作指導
停止したバイクに跨っていただき、力の入れ方・抜き方、身体の使い方、クラッチやブレーキなど各操作方法を、細かく丁寧にお伝えいたします。コース攻略解説
コース図やイメージ図を用いながら、アドバイスシートに書き込みを加えつつ具体的にご説明いたします。動画を活用した指導
停止状態でのアクセル・クラッチワークを動画に撮影するほか、走行中の動画を私自身の解説音声付きで記録し、公式LINEを通じてお送りいたします。動画と解説をあわせて確認いただくことで、理解が深まります。実走行での同行指導
ご要望に応じて、ライン取りやフォームのチェックを目的に、私が後方から走行を撮影したり、前を走行して実際に走りをご覧いただくことも可能です。アフターフォロー(公式LINE)
スクール参加後も、公式LINEを通じてアドバイスを継続いたします。たとえば、別のサーキットを走行される際に「このコーナーは何速で回れば良いか」「ファイナルの設定はどうすべきか」「クラッチ操作をもう一度確認したい」など、ご相談内容に応じて可能な限り対応いたします。
※アフターフォローは、スクールを1回以上ご受講いただいた方が対象となります。
☆T2yチャレンジライディングスクールの特徴 その2
~技術の引き出しを増やすためのトレーニング~
自己紹介の際にも少し触れましたが、ライダーにとって重要なのは「技術の引き出しを数多く持つこと」です。そのためには、多様なトレーニング方法を経験することが非常に効果的です。
私自身も20年以上前から「トライアル」をトレーニングに取り入れております。
トライアルという競技は、アクセルワーク・クラッチワーク・体重移動・バランス感覚・体幹強化・集中力など、ライディングに必要なあらゆる操作を、リスクが少ない環境で鍛えることができます。
なぜリスクが少ないのかと申しますと、トライアルは低速で行う競技であり、制限時間内に坂や岩などの障害を足をつかずにクリアすることを目的としています。スピードが出ないため転倒の危険が少なく、転んでも低速であるため身体やバイクへのダメージは最小限に抑えられます。そのため、ロードレースのように転倒後の修理費用や走行断念といったリスクが少なく、繰り返し練習を積み重ねることが可能です。
実際に、2001年に行われた某雑誌企画「ライダー運動会」では、全日本のトップライダーやジムカーナチャンピオンも参加していましたが、トライアルライダーの圧倒的な技術を目の当たりにしました。私はその時に「トライアルを本格的にトレーニングに取り入れよう」と決意し、学んだ結果、技術の幅が広がり、ロードレースでも安定した成績を収めることができました。転倒も少なくなり、危険回避の能力も格段に向上したのです。
当スクールでは、年間のプログラムの中で、トライアル練習会を実施いたします。レンタル車両もございますし、私自身の所有するトライアルバイクも2台ご用意しておりますので、皆様で共有しながら1日を通じて練習していただけます。
さらに「モトクロス」も非常に有効なトレーニングです。体力強化、轍での操作、スライド感覚、抜重の習得など、ロードにはない経験を積むことができます。土の上での走行に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、レンタルバイクが利用できるコースもあり、これまでも練習会を実施してまいりました。今後も年間プログラムの中でご案内する予定です。
その他にも、ダートトラックやジムカーナといった多様な競技がありますが、トライアルを経験していると、初めてでも驚くほどスムーズに対応できるものです。まさに「技術の引き出しを増やす」という点において、トライアルは大きな効果をもたらすトレーニングであると確信しております。
私自身、トライアル競技で国際B級の資格を有しておりますので、ロードレースに活かすためのトライアルトレーニングを皆様にしっかりとお伝えしていきたいと考えております。
☆T2yチャレンジライディングスクールの特徴 その3
他サーキット等での帯同アドバイス
各サーキットに帯同でのアドバイザーもたします。レースや練習等、ご要望になるべく添えるよう1名様でも、グループでも可能。
また、完全なマンツーマンもご要望がありましたら可能な限り日程を調整致します。